災害の概要

• 場所　中部から九州までの各地
• 時期　8 月11 日から21 日にかけて、日本付近に前線が停滞し、西日本から東日本の広い範囲で大雨となり、九州地方北部や中国地方では線状降水帯も発生。総降水量が多いところで1200mmを超える記録的な大雨となった。ほぼ収束までおよそ2週間。
• 分類　豪雨

　広島県、長崎県等、8県、最大約5.5千戸で断水。

被害の状況

水道が受けた被害

• 長野県御代田町水源地フェンス、倒木により破損。
• 長野県伊那市原水濁度上昇。
• 長野県大桑村水道管損壊。
• 長野県塩尻市水道管損壊。
• 長野県上松町配水管流失。
• 長野県木曽町水道管損壊。
• 長野県南木曽町取水施設損壊。
• 静岡県浜松市原水濁度上昇。
• 島根県出雲市給配水管損壊。
• 広島県安芸高田市配水管損壊。
• 広島県庄原市配水管損壊。
• 広島県竹原市送水管損壊。
• 広島県広島市配水管損壊。
• 広島県廿日市市配水管損壊。
• 広島県北広島町水道管損壊。
• 山口県萩市配水管損壊。
• 高知県香美市水道管損壊。
• 長崎県西海市送配水管損壊。
• 長崎県佐世保市配水管損壊。
• 長崎県松浦市配水管損壊。
• 長崎県南島原市配水管損壊。
• 熊本県天草市配水管損壊。
• 熊本県小国町配水管損壊。
• 熊本県苓北町水道管損壊。
• 熊本県八代生活環境事務組合（八代市、氷川町）原水濁度上昇・水質悪化。
• 熊本県八代市取水不良。

水道による二次被害

• なし

対応と対策

平時の備え

• 拠点給水施設や応急用資機材の整備。
• 関係機関との連携強化。
• 防災訓練。

応急対策

• 断水地域に保有給水車等による応急給水、日水協を通じ他事業体が給水支援。
• 給水車から配水池への給水や、切り回し等による断水回避の試み。
• 仮設管布設による応急復旧。

抜本対策

教訓

• 降り続く雨で復旧作業の開始が延期になるったりした。
• 水道以外も含めた全般の被害の評価では、総降雨量は平成30年7月豪雨を上回ったが、平成30年7月豪雨に比べると短期に集中して降らなかった分、被害は限定的との評価もある。（210827 日本気象協会）

災害データベース

• 災害の概要
• 被害の状況
• 対応と対策

備考・出典

• 事故事例データベースに記載。詳細レポートのお問い合わせはこちらへ。

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更新履歴

• 210915　作成。